音楽とのミキシング歌唱でのコツ PART_01

1:まず、声を出すこと

当り前のようで、意外と出来ていない。 皆さん、自信を持って歌える歌(これを持ち歌と言います)では声が出ているでしょう。ところが、自信のない歌の場合、我知らず声が出ていない。
下手に聞こえる・間違えるとはずかしい、というわけでよけいに声が出なくなる。
…練習中の歌は、何度でも歌ってみて覚えるしかないわけですが…

プロ歌手は、総じて歌がうまいですよね。歌詞やフレーズを間違うときも在るのですが、聞き手は意外と気づきません!
なぜなら、プロ歌手は「間違えても、歌いとおしてしまう」からです。途中で間違いに気が付いても、自信を持って歌いとおす、これがプロです。

つまり、皆さんもプロになりきって歌えば、声は前に出て行きます。
で、上手に聞こえるし、聞いてもらえるようになる、ということです。

2:通る声を出す!

これには、ちょっぴりコツが要ります。

  1. まず、のどを開いて声を出すことです。この意味は、のどを開くことにより、声帯の奥にある気管支を「パイプ」として利用すると言うことです。のどを閉じた状態で発声すると、奥行きのない平べったい声になります。
    気管支という「パイプ」を利用することで、奥行きのある太い声が出るようになります。
    ですから、まず「のどを開いて声を出す」ことを心がけてください。
  2. また、呼吸の仕方も関係します。
    歌唱により、肺にたまった空気は、気管支と声帯を通じて、口から吐き出されます。当然息継ぎをしなくてなりませんが、鼻から息を吸うようにしてください。口から息を吸うと、そこで声が途切れます。・・・(3)で説明します。口から出る空気量のほうが、鼻から吸う空気量より多いですから、鼻からの吸い込み回数は当然多くなります。
    ところが、のどを開いて歌うと、意外と空気の吐出し量を少なく抑えることが出来ます。さらに、気管支という「パイプ」を利用していますので響きのある良い声になります。
    ということは、鼻からの吸い込み回数も比例して少なく出来ます。吸い込みのピッチを細かくして、鼻からの吸い込み回数を増やしても構いません。
  3. さらに、口は出来るだけ開いておくようにしてください。フレーズごとに、口をつむいでしまう方が多々見受けられます。
    これは、口と言う「管楽器」を閉じてしまうことになり、残響が途切れることになります。口と言う「管楽器」を開いておくことで、声が出ていなくても残響効果は残るのです。(2)で説明した「口から息を吸うと、そこで声が途切れます。」の理由もこれでお解りでしょう。

※音楽とのミキシング歌唱での「声を出す」と言うことは、大声を出すことではありません!「通る声」を出すことなのです。特に「響きのある通る声」です。
1・2を心がければ、「心地よい、響きのある通る声」が出せるようになります。

2004年4月27日 hiro